
初期段階での指導例
◎片手片足すもう 左足(右足〉でケンケン、左手(右手)をヒューマンチェーンでもち畳6枚程度の範囲で行う。相手を外に出すまたは足をつかせる等で勝敗を決める。30秒程度を目標にして行う。反対の手足でも行い1セットとする。 ※左右の軸足の確かさ、引き手の強さなどをチェックして、右組み・左組みを決めることができる。 ◎頭タッチ鬼ごっこ 寝技の敏捷性や攻防及び腹筋のトレーニングになるゲームでジャンケンで鬼を決め、鬼は仰向きになってひざを曲げ頭を上げる。対戦者は足の方向から左右に動き頭をタッチする足を飛び越えたり体を押さえてはいけない。鬼はタッチされないように腰を中心に仰向きで回転する。20秒〜30秒が目安。 ◎寝技30秒試合 寝技で抑えた形から30秒で逃げることができるかを勝負する。上下交替して数人と勝負する。体重別にしたり対戦表をつくるとより面白い。 ◎デープはぎ競争 組み手の敏捷性を養うゲームで、引き手や釣り手にテープを貼り、決められた範囲内(畳6畳程度適当)でデープを取り合う。指導者は、取らせたい箇所にテープを貼る。20秒〜30秒が適当。 ※組み手を取るのが速くなり有利に組めるだけでなく、取らせたい所への指導がスムーズになる。 ◎タイヤハンドル回し 重めのタイヤをハンドルにみたてて決められた回数を時間内で回すゲームで、回数や時間を体力にあわせて設定する。支え釣り込み足等の手の動きの強化にもつながる。 ◎タイヤ鬼ごっこ タイヤの上を鬼ごっこ形式で動き回るゲームで人数やタイヤの数に合わせてルールをかえる。足の強化とバランス感覚を養うトレーニングである。(ケガヘの配慮からタイヤの配列をよく考え、できるだけ規則正しい配列にする) 《以上のようなトレーニングを曜日や発達段階な合わせて行う。》
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